日経225オプションの舞台裏に迫る質問です。
しかし、答えがありそうでない質問かもしれません。
ちょうど第20講義で少し書いたところですが、今現在、証券会社やマーケットメーカーに勤務する人がこのフォーラムに紛れていれば最新の情報が手に入るかもしれませんが、あくまでも私の経験に基づいて書きます。
オプションのマーケットを作って稼いでいる人たちは、それぞれ独自のモデルを持っています。
その時々の流行があるとは思いますが、やはりBSが主流で、それにいれるパラメーターの工夫が、独自モデルの違いになっていると思います。
こうした後ろ盾軍団にも2種類いて、マーケットフォローワーと本当のメーカー。
日経225の場合は、ほとんどがフォローワー+アルファ(アルファー部分は主に会社の体力)というイメージだと思います。
というのは、リスクをとって全く独自のモデルでマーケットを先導するメリットがほとんどないと考えられるからです。
Topixやその他のオプションをメークする場合は、メーカーになる必要があると思います。
フォロワーというのは、流動性のあるオプションとマーケットメーカー同士のお互いの動向からIVカーブを最適化し、メークに必要なIVを求めるわけです。そして歪みをとったり、サイズに見合ったスプレッドを確保して稼ぐわけです。
そうした人たちが、週末にかけてのパラメターをどう変化させるかは、担当トレーダーの経験に基づく勘の範疇だと思います。
週末分をどうするか(365日ベース、245日ベース、250日ベース)
秒単位を採用するか
残存日数固定で、単純にカーブの変化にフィッティングさせていくか(その場合IVの漸減としてフィッティングする)
これらの合成か、併用か
週末のイベントを考慮するかしないか
私は個人的には365日ベースで計算し、週末にかけ、仮想残存日数を様子を見ながら徐々に先送りするやり方が好きです。
どなたか最新情報があればフォローください。
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