SQで清算される建玉はたくさんあります。
(1)上場のITMオプションや先物で相殺されているもの
(2)非上場(OTC)の先物やオプションなどで相殺されているもの
は、実質的にはSQには何の影響もありません。(これが大半です)
マーケットメーカーはなるべく、SQ持込み分を持込み玉同士で相殺するようにしてSQニュートラルにしますが、どうしても相殺できずに、225バスケットや期先を当てたものが残ってしまうことがあります。
その場合
(3)225バスケットと相殺されているものは、SQでN225バスケットが裸になってしまうので、SQで現物N225の売り買いをします
(4)期先の先物やオプションと相殺されているものは、SQで期先が裸になってしまうので、SQで現物N225の売り買いをします。
それ以外のSQ持込み玉では
(5)SQ持込みでばくち勝負する人
(6)損切ができずにSQ持越しになってしまった人
(7)ややOUTのオプションやややINのオプションが、オーバーナイトで相場が動いて思いがけずINになったりOUTになってしまった分
がありますが、これらはSQでそれに見合う現物売買が出てきませんので、この分がSQのアンバランスを生みます。
要するにばくちをする人が少なければ基本SQの現物売買は食い合います。
マーケットメーカーは通常SQニュートラルにしていますが、(7)のようなポジションがあった場合、SQ値が動いたら困ったりラッキーだったりします。
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