投稿:一日のボラティリテイの計算方

from: りんご 2014年07月11日 02時52分 受付中 コメントする
すいません、いまさら君なんですが、一日のボラティリテイの計算の出し方をおしえていただけますか?
360日ベースで90日のボラが10%のとき一日あたりのボラはどちらでしょうか?
A)0.1X0.1054(1/90の平方根)=0.01054
B)0.1/18.97(360の平方根)=0.05271
よろしくおねがいいたします。
【関連キーワード】なし
  返信数:12 | 受付中  Me too度:201 評価する:Me too! 役に立った!

カテゴリ:その他

コメントする

from: 管理人  2014年07月11日 05時29分
おひさしぶりですね。

「90日のボラが10%」の意味によって答えが変わります。

90日間で計算したHVという意味でしたら、それはすでに年率ボラですから、1日換算するには√360で割ります。

90日間のリターンの標準偏差という意味でしたら、1日換算するには√90で割ります。

紛らわしいので間違いやすいですね。
役に立ちましたか?: はい
from: りんご (投稿者) 2014年07月11日 05時58分
なるほど。これでVOLは時間に比例して拡大すると言われているわけですね~
(上の例で言えば0.01054X√90=0.1)
早々のご回答ありがとうございました~~~~~
役に立ちましたか?: はい
from: りんご (投稿者) 2014年07月11日 23時45分
管理人様、昨日はご回答ありがとうございました。実はBS式の導出過程でてくるσ*Γtの意味が良くわからず困っています。http://www.findai.com/kouza/4009opt.html BS式ではσが日次のIVではなく上の例で言えば90日の10%を使います。この10%*Γ0.25=0.05の意味がよくわかりません。日次のIVならなんとなく理解できるのですが~?????
役に立ちましたか?: はい
from: 管理人  2014年07月12日 05時08分
通常IVというのは年率であらわします。
IVを日次換算するには√360で割れば出ます。
1日あたりの標準偏差になります。

90日IVというのは、
残存90日のオプションのIV=年率

また90日HVというのは
90日間の日次リターンから計算したσを年率換算したものです

90日後の株価の分布という場合は年率σ*√90/360です

りんごさんが悩んでいる
「年率10%のσを90日σに直す」というのは
10%*√0.25=5%
つまり10%年率=5%3ヶ月


σ*√T
は通常年次であらわされるσを日次や月次に変換するときに使います(マネーネスというようです)
σは通常年率ですから年次はそのままσ√360/360=σ
90日はσ√90/360
1日はσ√1/360

となります。

なかなか簡単に説明するのは意外と難しいのですが、もっとわかりやすく説明できる人がいればお助けをお願いします。


役に立ちましたか?: はい
from: りんご (投稿者) 2014年07月12日 05時38分
ご回答大変ありがとうございます。もう一回勉強しなおします。実はウオーレンバフェットが長期(20年)のINDEXの(NKK225、S&P)PUT売りをしてまして、はて20年のIVはどうやって算出したのだろうか?と考えたのが始まりです。BSの計算式をいろいろ分解してみてσ*√Tに疑問を持つようになりました。仮に1年のIVが10%だとしたら20年のIVは10%X√20(4.47)=44.7%になるのでしょうか。本当にありがとうございました。またよろしくお願いいたします。(真夏のニューヨークより)
役に立ちましたか?: はい
from: 管理人  2014年07月12日 06時27分
現在のσから逆算(延長)すると20年σは計算上そうなりますがボラの期間構造というものがあり、長期のものほど、動きが緩慢ですからあまり参考にはならないでしょうね。

でも、20年のプット売りをするほうもするほうですね。
上がるほうにかけるより少なくとも下がらないにかけるほうがいいということですね。

バフェットさんは生きてないでしょうしね。
役に立ちましたか?: はい
from: ぷりおん  2014年07月12日 23時43分
長期のオプションはほとんど分りませんが、ちょっと興味があります。

バフェットさんは、インデックスが今までの米国株と同じトレンド(長期的に上に離れていくような)を
あと20年続くと想定しているのでしょうか?
なので短期プット売りのロールオーバーではなく、長期のプット売りを選んでいる?
ターゲットバイイングではないですよね。
役に立ちましたか?: はい
from: 管理人  2014年07月13日 01時42分
上がり続けると思っているならこれまでどおり、安全な企業のバイ&ホールドでいいわけですが、上がり続ける企業はもうない?と考えたのかもしれませんね。

長期のプットは金利の高いときには値段がたいしてありませんから、低金利のいまこそボラが低くてもチャンスとみたのかもですね。20年ボラは短期ボラほど低くはないでしょうし。

もちろん「20年」の相場想定が重要なのは当然ですが。
いずれにせよ、バフェットならやりかねないというところが興味深いですね。
役に立ちましたか?: はい
from: りんご (投稿者) 2014年07月13日 01時46分
バフェットのINDEX長期PUT売りは2004から始まり現在も続いています。受け取りプレミアムも半端でなく50億ドルと
いわれています。手法はLEAPSとよばれている長期のターゲットバイイング(FAROUTのPUT売り)ではなく、長期株式上昇予測のもとに、プレミアム取りのため、ずばりATMを売ります。おもしろいのはバフェットは長期BS式のプレミアムを信用してないようで、独自のプライシングより割高であれば売りに向かうそうです。これが最近の記事です。http://www.valuewalk.com/2014/01/buffetts-long-dated-puts-stir-pricing-controversy/
役に立ちましたか?: はい
from: 管理人  2014年07月13日 03時36分
モデルも、ヘッジをしたりほかのオプションと組み合わせるのでなければ、別に必要無いですもんね。

お互いがボラだけで合理的に計算しようとしたら、20年物なんて商いは成立しませんし。
バフェットさんの信念のほうが結果的に正しかったりするかもしれませんし。

買い向かう業者も、買った瞬間に適当なボラ入れて評価益を計上しボーナスもらってトンズラできる甘いところもある(少なくとも昔はいっぱいあった)でしょうし。
役に立ちましたか?: はい
from: りんご (投稿者) 2014年07月13日 03時57分
SP500はGS,FTSEはCS,そして日経平均のput売り部分は、てっきり日本代表のN証券が買い向かっていたと思ってました~(笑)
役に立ちましたか?: はい
from: 管理人  2014年07月13日 04時26分
20年のオプションを気合い?で買うためには

ファンディングの安い商業銀行系
トレーダーに報酬先取りの仕組み

の二つがないとなかなか難しいでしょうね。

いまでは世界的にも数少ない非銀行系のNではまず無理でしょうね。

役に立ちましたか?: はい

コメントを書く

コメント:
画像のアップロード:
※ アップロードできるファイルは「1つ」までです。