叢雲さん、ようこそ。
反対売買によるロスカットは、ポジションをゼロにするので、これこそが究極のヘッジであるといえます。
プットオプションなどでヘッジをすると、最悪を限定した上で戦いを続けることができます。
オプションの値段はある程度合理的に形成されているので、ポジションをゼロにするのも、ヘッジをするのも、「期待値」はかわりません。
つまり、ポジションを持ち続けても、ゼロにしても、ヘッジをしても、そこからの期待値は同じである。ということです。ただ、評価損になってしまった部分はすでにマイナスの期待値が発生しています。
ヘッジをしたポジションが今後を見通して、最適な状態であるかどうかが最大の問題なのです。
往々にして、元のポジションの相場観を引きずっていることが多く、バイアスや願望が混じる可能性が高く、結果としての期待値はヘッジポジションは芳しくないことが良くあります。
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