オプションを自由に語り合う広場

オプションの道しるべのまとめ

オプションの道しるべのまとめ


投資戦略編

ボラティリティを考える 1

VLひとつでプションの値段が計算できるというのは不思議ではありませんか。
昔からそう思っていましたが、今こうして書いていると改めてそう思います。
シンプルであるが故に、その応用は自分で考えなくてはいけない。
こういうことなんだと思います。

ボラティリティを考える 2

ボラティリティ=標準偏差=σ =ボリンジャーバンドで使用 全部同じものです。

ボラティリティを考える 3 おパンツ2号登場

アウトのプットを売りまくってアウトのコールを買って、デルタニュートラルにしていました。
当然アウトのプットのVLは高いままですから彼はそれを取りに行くのが狙いらしいです。
ナンピンみたいな感じでどんどん、ポジションは増えます。
気が付いたら、アウトのプットの売りが10,000枚近くになっていました。

ボラティリティを考える 4-1

オプションには真実は2つしかありません。
ひとつが、最終日の損益線。
もう一つがプット・コールパリティ。
それ以外のものは、すべて架空のものです。


ボラティリティを考える 4-2

VLは架空の概念だと書きました。
VLはオプション市場の物差しとして、もっとも役に立つけど、不偏の真理ではないということです。
BSモデルは、VLを変数に使うことで、簡単にオプション価格を計算できます。
また、市場参加者もあんまりVLについて深く考えなくても、IVをオプション価格の代理みたいなものとして扱っています。

ボラティリティを考える 5

おパンツ1号さんの考えは
オプションを評価するVLは自分が正しいと信じるVLでよいというものでした。
途中の評価損益(IVを使ったもの)は関係ない。

ボラティリティを考える 6

実はおパンツ1号さんは神なのです。
多分1000年くらい相場を張り続けられる神です。
普通の人はせいぜい50年くらいしか取引できません。
将来のVLなんてわからないので
寿命が有限な普通の人はIVを使って損益を時価評価し、リスク管理をするのです。
それが一番損益の振れが少なくなるからです。

ボラティリティを考える 7

VLという概念自体異次元緩和と同じくらいあやふやなものですから、
なかなか前回の説明だけでは理解しにくい部分があるかも知れません。
いろいろ角度を変えて考えることでその姿がだんだん見えてきます。

ボラティリティを考える 8

VLをトレーディングするには
IV全体の動きを予測する方法と
IVと事後的に決まる(将来のHV)の間のさやを狙う方法
があるということです。

ボラティリティを考える 9

おパンツ三兄弟の運命は?

ボラティリティを考える 10

おパンツ1号さん
IV20%で超長期オプションを大量に売り(商品供給のため売らされて)
IV30%になっても、VL=20%を信じ
VL=20%で評価し続けた。
これを私は神の手法と呼びました。

ボラティリティを考える 11

VLの期間構造(タームストラクチャ、行使価格や限月によってIVが違う)に着目して単純に
割安なコールオプションを買い
割高なプットオプションを売り
デルタヘッジを続けた人のお話。

ボラティリティを考える 12

IV=30%なのに
自分の信じるVL=20%を使うと
いきなり評価益が出ます。

ボラティリティを考える まとめ

VLトレーディングには
IVの動きを当てる
事後的なHVを当てる
二つがある。

オプションで儲ける人(前編)

オプションで儲けている人たちはいったい何をエッジにしているのでしょうか?
まず、オプションは儲けやすいのか?

オプションで儲ける人(後編)

長期間上場オプションで儲けている人の特徴を整理しますと

儲けすぎないこと

儲けすぎないことが生き残りのコツのひとつだと書きました。
でもそれはムリをしないとか謙虚にとか日本的な美徳を指すのではありません。
オプション特性を生かした戦略として一つの考え方なのです。

売りと買いを混ぜる

儲けすぎないように売りと買いを混ぜると
オプション特性が売りと買いの境目で変化します。
この境目をどこに持ってくるのかが、一つのカギです。

オプション投資手法12通り

成功者が多いのが、デルタ勝負型とデルタ・ベガヘッジ型
破滅者が多いのが確率型
生存者が多いのがデルタヘッジ型

オプションを使ったデルタ勝負

そもそも、デルタ勝負ならオプションは必要ありません。
それでも、オプションを少し加え、あくまでもメインは先物で考えるやり方はデルタトレードの幅を少し広げます。
このスタイルの成功者は、もともと先物だけでもそれなりの結果を出せる人たちです。誰でも同じようにうまくいくわけではありません。

オプション理論編

その1

「なにをやっても期待値は変わらない」
という驚愕の事実を どう考えればいいのでしょうか?

その2

オプションは売るもの?
買うもの?
オプションを売りで覚えると、なかなか買うことができなくなります。
逆に買いで始めた人は比較的抵抗感なく売りを取り入れることができるようです。

その3

「初心者でも簡単にリターンの出方を自由に変えられるオプション」
「でも儲けることは別」
が正しい表現ですね。

その4

売り戦略で生き残っている人たちは、
実はこのヘッジといわれる部分の投機的な売買がうまくいっているのです。
意外と本人はそういう意識はないかもしれません。
オプションがなくてももともとトレンドや波乱モードから利益を得ることができる人たちです。

その5

最終日の損益線を中心に考えるやるやり方と
最終日の損益線はほとんど意識しないやり方
この2つは、どちらが有利・すぐれているという問題ではありません。
相場のとらえ方が違うだけです。
ただ、損益線を見るやり方は、「簡単」「儲けやすい」という勘違いをしやすいということは言えるでしょう。


その6

コールの買いは意外と高度な戦略だと書いたことがあります。
意外感を持たれた方は多いかと思います。
一方で、なんとなく経験から、うなずかれた方もいると思います。

その7 

難易度の高さを比べると
コールの買い>プットの買い
プットの売り>コールの売り

その8 ストラドルvsストラングル

最終日の損益線を意識すると
ストラドルは危険な戦略に見え
ストラングルは安全そうに見えるかもしれません。
最終日の損益線を意識しない人は、それと逆の考えを持ちます。

その9

個人投資家にとってオプションをやる意義はなんだろう?

その10

1 最終日の損益線を重視する手法
損益線の組み換えで対応する
2 最終日の損益線を見ない手法
デルタ(ガンマも含む)、ベガ、セータのリスクのうちとれるリスクを取る

その11

最終日の損益線の呪縛から逃れるためには、
リスクが低い割にややこしいポジションを実践するのが手っ取り早いと思います。

その12

ボラティリティ(市場の変動制)というあいまいな概念を売買するやり方
は前述したとおり、大きく3つに分けられます。

1 デルタ・ガンマを封印し、ベガ・セータのリスクを取る
2 デルタとガンマで勝負し、ヘッジによる売買益を狙ったり、セータと呼ぶ時間価値を狙う
3 デルタとガンマで勝負し、ベガ、セータは一切無視する

その13

ボラティリティトレーディングとは
ボラティリティの大局観を読み
そのどこを回収するかの計画をたて(戦略の策定)
そのために最適な戦術(組み合わせ)を実行し(戦術の選択)
大局観が正しければ収益を得る

その14 HVとIVの違い

HVとIVの区別がついてないと、いろいろな面で不都合が生じます。
上級者はVLといえば文脈でそれがHVなのかIVなのかは瞬時に理解できます。
なぜかといいますと、HVとIVは全くの別物だからです。

その15 日経VI

日経VIについての計算式は一見するとややこしいのですが、
IVを計算するときに使う原資産価格がないのです。
ATMをどこにするかの判定に使うだけです。
これがモデルフリーたる最大の特徴です。
オプション価格の分布形状から一つのVLを直接計算するのです。

その16

曲がった損益線のオプションを直線で複製するデルタヘッジというスタイルは
一時的にガンマのリスクをとるときに使うもので
デルタヘッジで一時的にしのぎながら
IVの動きをとらえたり
セータを稼いだりする
のがボラティリティトレーディングだといえるでしょう。

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